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篤林家の心得

林業をやっている林業家の中でも自ら木を育て、伐採し、搬出し、理想の木材を生産している
「篤林家」と呼ばれる方がいらっしゃいます。

今日は嶺北地域の土佐町にいらっしゃる筒井順一郎さんの山に行きました。
筒井さんは30haほどの山で一人で林業を行っています。

現在の厳しい価格帯でも一人で市場に持って行くことで、木材をお金に
変えています。


筒井順一郎さん

現在林業の世界は間伐などの作業に補助金が出ており、ある意味では
補助金がないと採算が合いません。

40年育てた木が数百円しかしないのです。

ただ筒井さんは補助金ももらいますが、補助金だけに依存した林業経営では
いけないと語ります。

一般的に現在の補助金は国で一律のものが多く、例えば山の40%を間伐しなさい
というような規定があります。

しかし山や木は生き物。長い目を見てどのような木を育てていくのかが大事な
訳です。

筒井さんは森の状態によっては40%以上の間伐を行う(もしくは少ない間伐)
など、先を見た経営をしています。
周りの方にはここまで間伐しなくても良いと言われるらしいですが、そこには
20年後の森を見ている筒井さんがいます。


一見荒れたように見える筒井さんの森。

植林後18年ほどは間伐をしないそうです。
これは一般的に考えると遅いのですが、そこには経験から裏打ちされた考え方が
あります。

ここまで置いておくと下部分の枝が勝手に枯れて、なくなるそうです。
強い風などが吹くと枝が落ち、枝打ちをしたような効果が出るようです。

なるべく手をかけない部分は手をかけない、自然を活かす知恵があります。
そして木の成長を見て間伐をしていきます。


筒井さんが育てた40年生の森。

環境と経済を両立した森となっています。

筒井さんは昔、原木の市場に勤めていたこともあり、木材の価格帯について
一定の情報を持っています。
その価格帯をイメージしながら木を一本一本切っていきます。

これは非常に大きいことであり、玉切りの際の3m切り、4m切り等の基準になっています。
(木材は数十mほどあり、市場では3m、4m、6mなどで取引をされている。山側では
市場に売る際に、このどれかの長さにカット(玉切り)をして、市場に持って行きます。)

ちなみに木材は木の目が小さいほど、材としての価値が高いと言われています。
しかし材としての価格は一般的に体積が大きい方が高く売れるので
一方では体積を大きくしていくような林業経営が良いということでした。

さらには伐り旬の話をしてくれました。
野菜にも旬があるように木材にも伐る旬があります。
基本的には雨の多い4月〜7月の木は伐らない方が良いようです。
8月〜2月にかけての木材は伐り旬となり、材質も良くなります。

雨の多い夏場に伐ってしまうと虫も入り、材に穴が空いてしまいます。


実際に虫に食べられた木材。
小さな穴が虫に食べられた部分です。
旬に伐ることをしなければ、このような状態になります。
どうしても価値が下がる可能性が高いようですね。

木を伐れない時期には田植えや畑仕事に精を出し、農業も複合的にこなしています。

元々は林業と農業はセットなもの。木も時間がかかる産業なだけに
様々なものを組み合わせた田舎での生き方が大事なわけです。


筒井さんの多様な山ではモモンガもいます。
今日は天気も良かったために、顔をのぞかせてくれました!!

自然と共存をしている筒井さん。
私たちのセミナーにも講師で登場してくれますので、
ぜひ筒井さんの素晴らしい山を見に来てください。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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