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森林愛

今月のソトコトは創刊12周年号。

テーマは「森林愛」




西粟倉森の学校の紹介されている。

これでもかと林業・森林に関わる情報がちりばめられている。
以前から林業などの情報が多いソトコトではあるが今回は
まさに森林・林業の関心度の高さを表すような内容になっている。

この傾向は非常にありがたいし、僕たち地域にある会社はうまく
情報を発信していかなければならない。

ただ木材産業はまだまだ伸びて行く産業ではあると思うが
かなり大変な業界がと感じている。

原木の単価は安いのではあるが、木材にはやはりある程度の
回数の加工が必要であるし、様々な技術力が必要である。

野菜などの場合はすぐに洗えば食べることができるが、
木材は伐った後にしっかり乾燥をして使わなければいけない。
さらに節によっては使えない部材も多々ある。

小さなストラップやコースターを作ることでさえ、その流通を見ると
大変なのだ。

そして現在、木材産業の業界では、ある問題が出ている。
それは木が工場に入ってこないことである。
注文をしても原材料が入ってくるまでに時間がかかる。
これは色々な要因があるが、現在国が進めている施策と
連動しているのではと感じている。

この一つの答えに嶺北地域にある素材生産の会社の事業展開に
ある。この会社は自社に数千haの森を持ち、育林と素材生産を
行ってきた。また自社では原木市場も持ち、販売を手掛けていた。

しかし数年原木市場は閉鎖。木材の量は激減している。
なぜかと言うとこれは施業(林業のやり方)が間伐中心になったからでる。

間伐というと良いイメージがあるが、間伐とは育林間伐と収入間伐の2種類が
ある。育林間伐は近年は切り捨て間伐と呼ばれるものがあり、収入間伐は
伐採適齢の木を間引いて搬出することである。つまり収入間伐をずっと行って
いくことは、ある程度木が残り、次の世代を作る更新(植林)の過程にいけない
のである。

やはり林業の収穫の中心はある程度の面積をまとめて伐る皆伐であり
この皆伐施業と植林を合わせて考えなければいけない。無論行きすぎた皆伐は
現在、日本のいたる所で話題になっているが、しっかりと植林をすることが
できれば、ある程度問題はなくなるのである。だからこそ、今こそ施策にも木を
使うことと、植林を同時に考えていく必要がある。

現在は「間伐+搬出」に多くの補助金が投入されており、林業における収穫である
皆伐はあまり重要しされていないのである。また林業を終焉させ、木を植えない
皆伐が激増してきている。

農業に例えると分かりやすいが、トマトを育てていた場合、間引きをして収穫期
に収穫するトマトが一番価値が高い。それは誰でも分かることだろうが
林業の場合手厚い補助金により、間引きをくり返すことが最後の収穫よりも
収入が良くなるという現象が起きているということである。
もちろん森林の状態によってケースバイケースであるが、施策に振り回される
ことも多々ある。

私たち木を使う業者は、しっかりと消費者に木の良さを伝えながら
同時に山にアプローチをしていく方法を考えていかなければならないと
思う。それが現在収穫期を迎えた森林の時代を生きる僕たちなのだと思う。

昔の先代が木を育て、使い、植えたこの循環。
これこそが本当の意味での「森林愛」であり、これを噛みしめて
森林ビジネスを展開していきたいと思う。

| 井上 将太 | 井上将太の想い | 23:12 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
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