高知県には中山間を中心に「良心市」という文化がある。
高知県民であれば、一度は利用したことがあると思うが、これは無人のボックスが
道端にあり、そこにはお賽銭箱と野菜が並ぶ。
一律100円などの商品であり、購入者は野菜を取り、お金をお賽銭箱に
入れる仕組みである。
良心市の名前にあるように、生産者と購入者が「良心」を信じて商品の売買を行うのである。
ただ現在は生産者の高齢化や盗みなどもあり、少しずつ減ってきている良心市。
でもこの良心を信じて購買する考え方はこれからの世の中に必要なことだと思うし
小さな資金を回す仕組みとしてとても面白いと思っている。
以前からこの良心市が都会のオフィスに並ばせて、田舎がダメなら都市部に良心市を
復活させたいと思っていた。
田舎と都会の信頼の購買システム「まちの良心市プロジェクト」
もちろん産直にて農家や生産者が野菜や加工品などを販売する。
そして都会の方は新鮮な野菜が手軽に手に入る。
物流の問題はあるが、ぜひトライアルをやってみたいと思っていた。
数ヵ月後、知り合いの方に紹介されたNPO法人農商工連携センターの大塚さんとの出会いから、それが現実になった。
千代田区にあるオフィスに良心市を設置しないかというものである。
9月中旬に東京に行き、ミーティング。良心市を作ってみた。
ばうむ特性、嶺北杉の良心市。パンフレットもおける仕組みにして、小さな
売り場を東京に作っていく。
そして10月5日。
早くも販売開始。
東京千代田区にて第一号「まちの良心市プロジェクト」が始動した。
文字が前からは見えにくくなっていることは課題であるが、
例えば高知のトマトの良心市や高知だけではなく○○県の良心市など
地域と企業が繋がるツールとして活用できたら良いと思う。
もちろん商品も消費者に合わせてOLが多い企業であれば
ミニトマト5個入りワンパック100円などという売り方を考えても良いかもしれない。
今は試験販売であるが、データをとってぜひ形にしていきたい。
販売場所
ちよだプラットフォームスクウェア
http://www.yamori.jp/
パートナー
NPO法人農商工連携サポートセンター
http://blog.canpan.info/noshokorenkei/