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木が売れないということは何か。
林業・木材産業界では、現場に入り、色々な方々の話を聞いていると一貫して「木が安くなった」「木が売れない」という話が聞かれる。

ただこの話というのは、しっかりと整理をしないといけないと思う。
なぜなら現在も木材産業において売り上げを伸ばしている企業は沢山存在している訳である。

この「木が売れない」という話を聞いた時に重要なのは、いつぐらいから、どのような品目が売れないのかをしっかりと整理することが大事なのである。

例えば1960年代は当たり前であるが高度経済成長の時代は木が売れていた。
しかしこの時の高価格商品は9僉腺隠沖僂慮玉擇任△襦
なぜかというと空気売りと言われるように、寸法に足りない丸みのある製品が多く、このような製品を作る時には小さい原木を加工して歩留りを100%以上にして空気を売るほうが、儲かるのである。この空気売りは大径木を加工して寸法がきっちりとしている外材が出ることで消えていくこととなる。

そしてその後1970年〜は役物と言われる節のない美しい材が売れる。壁を隠す大壁が普及していくにつれ、見えない所は外材、見える所は役物の綺麗な柱が売れるのである。
この時代はいわゆる外国材を国内で加工する外材製材というものもシェアを伸ばしてる。

そしてこれは80年代ごろまで続き、その後は並材、つまり構造材の需要が増えていくわけである。そして1990年に入り、構造材は外国産材を使った集成材が登場したこととプレカットが登場したこと。また阪神大震災により木材(無垢材)の品質が問われだしたことにより、大きく需要を減らしていくこととなる。この後に、国産材の加工へと大きく転換していくこととなる。

このように当たり前の話であるが、時代が進むにつれてニーズも変わり、代替品の登場やある大きな出来事により、業界にイノベーションが発生することとなる。

その中で「木が売れない」ということが出てくるのである。

つまり木が売れないとは

ヾ存にあった市場が崩壊して、売り先がないこと。
売り先に対してしっかりとしたアプローチができていないこと。(マーケティング)
の2つであるといえる。

なので木が売れないというのではなく、いつからどのような商品が売れなくなり、その市場はどのようになっているのか。そして市場がないのであれば、どうすれば自社の経営資源(強み)を活かして顧客の要望に応えていくのか。このようなことが問われているのである。

言うが易し行うは難し。マクロで見る大きな市場とミクロで見るライバル企業の取り組み。そして日々の生活の中や出来事で感じることができるマーケットの存在。

このようなことを考慮して仕事ができる人材に自分はなっていきたいと思う。

最終的には時代を読む力を持ち、小さなことを積み重ねていくこと。
これが木材産業界におけるイノベーションにつながるのではないだろうか。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 17:15 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
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コメント
既存の使い方の木が売れないってことではないかな?
木材=エネルギーと捉えれば、間伐材1tから幾らのメタノールがとれ、それを石油換算すると幾らの価値になるか計算してみれば分かる
それをエネルギーにすると幾らになるかも分かるはず
そうすれば木材は莫大なエネルギーの元、つまり金になるということではないのかな?
それこそが君のいうイノベーションというやつではないの??
| のすひろ | 2012/06/27 12:10 PM |
のすひろさん

エネルギーの利用の観点はこれから、必要なことなのだとは思いますが、あくまで副産物として捉えていかなければいけないのだと思っています。つまり製品である柱などが売れて、その使われない部分がエネルギーに使われる。大事な視点であると思いますし、少しずつそのようなビジネスは生まれていきていますね。
| しょうた | 2012/07/01 7:25 PM |
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