久しぶりの投稿となりました。
現在、木材販売の仕事に携わらせていただいており、色々な商品を販売させていただいております。
その中で最近では国産材の内装フロアなどの商品は非常に増えてきたのではないかとおもいます。
杉、桧などのフロアの長所としては空気層が多く暖かみがあること。優しい木の匂いがあることなどではないでしょうか。
逆に短所としては、柔らかいので傷が付くことが主にあげられるのではないかと思います。
よく国産材のメーカーなどでは素材の持つ良さや性能に目が向きがちなのではないかと思います。特に産地による◯◯杉などは典型的な形でしょう。
ただ、先日某壁紙メーカーのインテリア講習会に参加した時の言葉は印象的でした。
まず、住宅の空間を考える際に部屋のテーマを決めること。例えばナチュラルであったり、カジュアルであったり、テーマが大事。
その後にテーマを元に床→壁→天井→カーテン→家具の色を決めていきましょう。
このような話でした。
この話からいくと、床の仕様はまずは色合いから決まっていくことになります。
新建材の色合いの豊富なフロアなどは単純にこのようなことから開発されているのでしょう。
反対に国産材のフロアはあまりにも素材を重視しすぎて、 色合いから空間テーマを意識している商品はほとんどないように、思います。
これは一つの例ですが、このようなマーケットインの発想が今は当たり前ですが、求められているように思います。
インテリアテーマから床材の提案を行う。改めて仕事でも考えていきたいと思います。