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再び吉野へ

今月初めは再び吉野林業の視察に行ってまいりました。

今回は半日しか時間がなかったのですが、森の学習館など吉野林業の原型を
見せていただいた内容でした。


吉野五大林家の北村林業さんの森林へ。


200年生以上の人工の森がありますが、この森の中では人は小さく見えます。
ジブリの世界のような圧倒感がありますね。

このような木が沢山あり、目指すべきゴールの森というところでしょうか。


また伐られた年輪がありますが、圧巻の大きさ。

今はこのような木を使うような銘木の需要は少なくなっておりますが、
文化的な価値はあると思います。


そして吉野の造林王「土倉庄三郎翁」の銅像と記念撮影を。

明治時代から大正時代にかけて日本に植林の技術を広げた方で、事業家であり、政治にも大きな
影響力を持っていました。

高知とのご縁では板垣退助の支援を行ったということです。


この土倉庄三郎の言葉には以下のようなものがあります。

「自分の事業の利益の三分の一は国や社会に、三分の一は教育に、三分の一は自らの事業に。」

この言葉通り、大学の設立などにも力を注いでいます。

また詳しく書きたいと思いますが、いつも吉野へ行くとパワーをいただけます。
これからも吉野から学び、そして日本の木材産業に携われればと思います。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
高知で暮らすこと。

高知県の将来統計や傾向を見ていくと将来高知で暮らしていくことがどのようなことか見えてくるかと思い少し調べてみた。

まずは企業活動にしろ、地域の行事にしろ大事な人材。

高知の現在の人口は76万人ほど、しかしこの人口はおよそ20年後の2035年には60万人を切ると予想されている。特に中山間の減少は激しく、高知市は減少率は低いものの他の市町村は大きく減ることとなる。南国市が3つほどなくなる割合である。

そして特に考えなければいけないのは生産年齢人口。
15歳〜64歳の働き盛りの年齢の方である。

現在の生産年齢人口59%であるが、高齢化が進んでいくと50%を下回ってくる。
つまり県民の半分は老人か子どもであるということある。
高知の高齢者の方は元気なので、この指標で語ってはいけない部分もあるが、働き盛りの人材が急速にいなくなることを意味する。

また経済面はどうか。
高知県の県内総生産は2兆2000億円。
なんとこれは2000年から考えると既に15%以上減少が始まっているということである。
つまり生産年齢人口や総人口などの減少と共に経済の縮小が著しく始まっている。
この縮小の割合は全国一である。

この減少に対して大きな影響を与えているのは公共事業である。
公共事業の請負金額は1998年の3700億円から三位一体改革などで2010年には1200億円まで減少している。これは県内総生産と照らし合わせてもつじつまがあう。

公共サービスの依存体質だったために、県内の経済全体に大きな影響を与えている。
数字で見ると歴然である。

このようなこともあり、高知県の一人当たりの県民所得は約200万円。
全国でも低い数値を記録している。ただ共働き率も高いことや今は元気な高齢者もいるので世帯年収で見ると低い数字でもないが、今後、元気な高齢者の増加と共に特に私たちの世代では非常に厳しい局面になるのではないかと予想している。

このような状況を好転させるために、尾崎政権は地産外消などの外貨獲得を目指している。
しかし物流の面や商流に今までのってきていなかった高知のビジネスにとって一部の企業以外はなかなか外貨獲得まで結びついていない。高知県であれば、隣の愛媛、徳島に営業に行くだけでもコストと時間がかかる。しかし例えば近畿圏の地方都市であれば、1時間程度で営業にいける。この差は非常に大きいのではないだろうか。

地産外消などの外貨獲得の取り組みなどは各企業の努力と行政の支援策で乗り切っていくとして、もう少し大きな視点で高知で暮らすということを考える。
つまりこの超少子高齢化及び人口減少社会とどう向き合うのかを真剣に私たち若者は考えなければいけないのだと思う。

私たちが暮らしていく中で考えなければいけない要素としては「低所得化」と「行政機能の維持」の2つがあると思う。

「低所得化」は文字通り所得が上がらないこと。
経済的な指標を見ても所得の上昇は見込まれないために、これに考慮した生活を送らなければいけない。つまり所得が上がらないのであれば、かかる生活コストをどのように抑えるかである。

衣食住をランニングコストとイニシャルコストに分けて、暮らしを考えていかなければいけない。
例えば高知ではキューバの緑の革命のように各家庭で野菜が作られ、購入する野菜を減らしていることや、また自然から取れるものから道具を作り、実生活に反映させるなど、近く豊富な自然環境を活かした取り組みが考えられる。

また太陽光発電の性能が上がってくれば、平均日照時間2200時間(全国1位)を活かして電気を自家発電するような仕組みは面白いと思う。EV車が走り、自家発電比率を上げ、生活コストを落としていく。

「行政機能の維持」では、地方交付税などの依存税がおそらく削られてくるであろうと予想される。
この時にサービスは確実に低下するであろうし、この時に地域ごとに住民が行政サービスをある程度担わなければいけない段階になっていくであろう。

道路などの機能維持から始まり、私たちが直接の担い手になる時代も遠くないかもしれない。

まぁざっくりと乱文気味に書いてみたが、これは決して暗い話だと思ってはいけない。
時代の変わり目にどのように私たちは対応して暮らしていくのかを考えることであり、それは特に私たちのような若者がしっかりと捉えて考えなければいけないと思う。

私が高知で仕事をする時にはこのようなことをしっかりと捉え、未来の暮らしというものを考えれる人材になりたいと思っている。

高知は創造的な少子高齢化・人口減少時代を迎えているのである。

| 井上 将太 | 地域 | 21:29 | comments(4) | trackbacks(2) | pookmark |
土佐山アカデミー2012夏季受講生募集

嶺北地域のお隣の土佐山村(現高知市)で行われている人材育成プログラムである
土佐山アカデミー。

このプロジェクトの2012年夏季の受講生の募集が始まったようです。

このプロジェクトは持続可能な地域社会を作っていく人材を育成しようと
始まったプロジェクトです。

土佐山アカデミーの魅力は、素晴らしいスタッフと講師陣ではないでしょうか。
高知の中山間でも面白いゲストの方との出会いや高知で次の社会を築くために
活動している方々が多く集います。

ぜひ興味のある方は下記詳細よりお問い合わせください。


▼詳細
============================================


こちらの、映像をご覧ください。
http://vimeo.com/30966541


100年先、というとどんな世界が想像できるでしょうか?
遠い未来のようですが、よくよく考えると、100年は世代でいう約3世代先、
顔の見える未来です。自分の孫です。
土佐山アカデミーは、そんな顔の見える未来のために、
私たちが今、何ができるのか、これからの暮らしや社会のあり方を考え、
そのために具体的に行動する力を育む学びの場です。

2012夏期プログラム受講生募集中、
http://tosayamaacademy.org/top.php#program


【アカデミーのプログラムはこんな方を対象にしています】 ※年齢・性別等不問
・これからの 社会や暮らしのあり方を探求し、新しい視点や、ネットワーク作りをしたい方
・社会に前向きな変化を生み出すプロジェクト・仕事をしていきたい方
・日本の自然や伝統/知恵を学び、その活かし方を考えてみたい方
・地域に眠る資源を活かして活動したい方
・自然と調和した暮らし/仕事を形にしてみたい方
・自分の役割(仕事)を形にしてみたい方

【土佐山アカデミーで、何を学ぶのか?】
全国から集まる土佐山アカデミーの受講生は、3ヶ月間実際に土佐山に
暮らしながら、自然の仕組みやサステナビリティについて理解を深め、
先駆的な企業やNPOの現場を訪ね現場から学ぶ他、新しい社会のしくみづくりに
つながるプロジェクトに取り組むなど、実践をベースに学んでいきます。

【土佐山はどこ?どういった場所?】
高知県高知市にある山間の地域です。今は、高知市土佐山ですが、
かつては土佐山村でした。豊かな自然が残る中山間地域で、
自然と寄り添って生きる人々の知恵や伝統がまだ残っています。
土佐山は、自由民権運動発祥の地と言われ、かつては若者が夜に集まり、
これからの社会をどう創っていくのかを議論する「夜学会」が開かれたり、
地域全体で教育について考える特異な文化風土が残る場所です。
その文化風土を現代に引き継ぐ意味でも、土佐山アカデミーは始まりました。

【どんな人が講師なのか?】
2012冬期プログラム(1月〜3月)のゲスト講師例です。
土佐山地域の達人、多数。
NPO法人 ETIC代表 宮城治男さん
NPO法人 フローレンス理事 岡本佳美さん
サステナビリティ活動家 丹羽順子さん
冒険家 八幡暁さん
(株)SowExperience代表 西村琢さん
布作家 早川ユミさん
相愛(株)会長 永野正展さん
たかはし河川生物調査事務所代表 高橋勇夫さん
高知大学、高知工科大学教授陣、多数。

▼最新情報
============================================
【 5月、東京にてイベント開催 】
5/11(金)19:00〜@IID世田谷ものづくり学校にて、イベントを開催します。
http://tosayamaacademy.org/event/007/
夏期プログラム説明会・トークセッションと題して、
ゲストにはピースボート子どもの家の小野寺愛さん、まちづクリエイティブ・Madcityの
寺井元一さんをお呼びします。僕も参加させていただきます。

| 井上 将太 | 告知情報 | 22:47 | comments(0) | trackbacks(19) | pookmark |
平成24年度地域型住宅ブランド化事業公募開始

昨日国交省より平成24年地域型住宅ブランド化事業の公募が出ました。

これは長期優良住宅普及推進事業(木のいえ整備促進事業)の後継事業に
あたるもので、国交省の中小工務店支援と木材利用にフォーカスを当てた助成事業になります。

この事業の流れとしては
仝玉擽ゝ襦∪什燹建材流通、プレカット、設計が各1社ずつと工務店(年間50棟以下)が5社
集まりグループを組むこと。
△海離哀襦璽廚鮓気膨拘優良住宅に対応し、かつ地場の木材を使った地域型の住宅の
ルールを作り、国交省の評価事務局に提案をすること。
その後認定を受ければ、1棟あたり100万円。構造体に地域の木材を活用すれば120万円の
補助を受けれる。

提案の際に大事になってくる内容としては地域独自と言うことであり、
地域の気候条件に沿った「省エネ」「改修スケジュール」「景観・文化面への貢献」という
部分がポイントになってくるであろう。また高知県であれば、南海大地震対策のルール化と言う
所や木材生産県なので、木材を使ったルール化もポイントになってくるのではないであろうか。

グループとして名前だけになってしまう業者があったり、工務店として5社以上が連携していくこと。
また補助金の配分など、進める上で課題はありそうであるが、前の事業を見ていくとおそらく3年間は
継続する事業ではないかという予想もあるために、一つ大きなポイントとなるかもしれない。

それにしても地域材を使うという視点を全面に出してくれているのは評価すべき所であるが、
山から加工、流通が入ったグループでは本質的に木材を供給していくとなるとかなり限られてくる。

縛りが多くなり、違う方向に行っていると言わざる得ない。

平成24年度地域型住宅ブランド化事業(詳しくはこちら)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000354.html

| 井上 将太 | 林業、建築 | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
4月より大学院へ
4月より大学院への復学を果たしています。

昨年の1年間は休学をして色々な林業山地の現場とビジネスの基礎を学ぼうとしていましたが、今は高知大学の大学院にて林業政策の研究をしております。

2010年に入学をして1年間大学院へ行ってからの休学だったのですが、大学に戻ってみると現場で働いてみたことが、非常に大きな経験となっております。

どちらかというと私の興味は川下(木材加工〜流通〜建築)にありますが、現場の方で色々な事例や実際に自らが体験させていただきました。

今はマクロと言いますか、大きな取り組みを見ることが大きいのですが、自分が1年間やってきたことと、国の政策などの動きが繋がったり、一歩引いた目で自分のやってきたことを見ることができています。

大学院に来たこと、休学をして現場に入ったこと、どちらかというと回り道という風に考えてしまったり、気分がうまく乗らないこともあったのですが、やはり自分の決断を信じてよかったと思っています。

特に最近では家族やパートナーを含めて、本当に自分を支えてくださる方々にも恵まれており、それだけでも自分は幸せものだと思い、その分、しっかりとやりきらねばなりません。

論文については、まだ調べ始めたばかりですので、ここでの発表を控えますが、大学に入り、休学を含めて7年間の集大成をしてしっかりと書いていきたいと思います。

これから私の目指す道、そして目指す未来は少しずつ見えてきているのですが、とにかく今は目の前のことにベストを尽くして頑張っていきたいと思います。

これからも皆様、応援よろしくお願いします。


| 井上 将太 | 井上将太の想い | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
産直住宅について

顔の見える家づくりと言われ、様々な地域で実施されている産直住宅。

川上にある山林所有者や製材所と川下にある設計士や工務店が一緒になり
消費者にこだわりの家を作っていくというモデルです。

山側にとっては一つの営業の切り口とされ、2000年頃から広がってきました。

消費者に直接売り込んでいこうとする熱意と運動論も含めた動きで実績をあげられている
グループもあるかと思います。

ただ最近は色々な地域を見ていて思うのですが、この産直住宅はビジネスモデルと
して一つの選択肢であり、冷静に見ていかなければいけないということです。

産直住宅を行うには当たり前ですが、柱から始まり平角、そして羽柄材(構造材以外)
など様々な規格の部材を供給しなければいけません。
自社生産だけでは、間に合うはずもなく、やはり同じ産地に多様な製材会社が
なければ厳しくなります。

もともとは、製材から建築会社に向かう商流の中で短いものとしては
「製材(メーカー)」⇒「木材屋(問屋)」⇒「工務店(ユーザー)」という流れになります。

この木材屋には「品質管理・統一」「安定供給」「商品数の確保」という3つの機能があります。
産直を行う場合は、製材所がこの3つの機能を補いながら運営をしなければいけなく、業務も
増える訳ですから非常に見えない労働力がかかります。

よって色々な地域で産直を行っていますが、本来であれば、産直がやりやすい産地とやりにくい産地が
ありますし、それによって商流における一つの考え方である産直を選ぶか選ばないかの選択肢が必要
だと思います。

そしてこの産直ができるかを判断する基準は3つあると思っています。

|楼茲料悩猯(原木市場で取り扱われる丸太はどんなものか)
地域の設備力(機械にどのような加工ができるか)
C楼茲竜蚕冦蓮覆匹里茲Δ焚湛ができる人材がいるか)

,箸楼貳未妨玉攣埔譴芭通している材がどのようなものかを考えることが大事であり、
平角がめったに取れない地域もあるわけです。

△呂いら原木が良くても機械がなければ、商品が限られてしまったり、製造コストが高くなってしまいす。例えばモルダーに入る寸法はモルダーの性能により違う訳であり、大きい部材は手作業で加工をしなければいけません。

は地域の技術者です。特に大きい役割があるのは大工。設計士さんと組んだパターンに多いのですが、プレカットの入らない寸法であったり、登り梁の加工など手加工が必要なケースがいります。
この手加工の加工賃は意外と見積もりが難しく、ここで製造原価が高くなるケースもあるのです。

無垢の木材製品はは´↓の3つの要素が重なり商品ができています。産地でどのようなサービスを提供していくのか。また他の産地と協力することでサービスは広がるのか。

このようなことが大事なのかなと思っています。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
木が売れないということは何か。
林業・木材産業界では、現場に入り、色々な方々の話を聞いていると一貫して「木が安くなった」「木が売れない」という話が聞かれる。

ただこの話というのは、しっかりと整理をしないといけないと思う。
なぜなら現在も木材産業において売り上げを伸ばしている企業は沢山存在している訳である。

この「木が売れない」という話を聞いた時に重要なのは、いつぐらいから、どのような品目が売れないのかをしっかりと整理することが大事なのである。

例えば1960年代は当たり前であるが高度経済成長の時代は木が売れていた。
しかしこの時の高価格商品は9僉腺隠沖僂慮玉擇任△襦
なぜかというと空気売りと言われるように、寸法に足りない丸みのある製品が多く、このような製品を作る時には小さい原木を加工して歩留りを100%以上にして空気を売るほうが、儲かるのである。この空気売りは大径木を加工して寸法がきっちりとしている外材が出ることで消えていくこととなる。

そしてその後1970年〜は役物と言われる節のない美しい材が売れる。壁を隠す大壁が普及していくにつれ、見えない所は外材、見える所は役物の綺麗な柱が売れるのである。
この時代はいわゆる外国材を国内で加工する外材製材というものもシェアを伸ばしてる。

そしてこれは80年代ごろまで続き、その後は並材、つまり構造材の需要が増えていくわけである。そして1990年に入り、構造材は外国産材を使った集成材が登場したこととプレカットが登場したこと。また阪神大震災により木材(無垢材)の品質が問われだしたことにより、大きく需要を減らしていくこととなる。この後に、国産材の加工へと大きく転換していくこととなる。

このように当たり前の話であるが、時代が進むにつれてニーズも変わり、代替品の登場やある大きな出来事により、業界にイノベーションが発生することとなる。

その中で「木が売れない」ということが出てくるのである。

つまり木が売れないとは

ヾ存にあった市場が崩壊して、売り先がないこと。
売り先に対してしっかりとしたアプローチができていないこと。(マーケティング)
の2つであるといえる。

なので木が売れないというのではなく、いつからどのような商品が売れなくなり、その市場はどのようになっているのか。そして市場がないのであれば、どうすれば自社の経営資源(強み)を活かして顧客の要望に応えていくのか。このようなことが問われているのである。

言うが易し行うは難し。マクロで見る大きな市場とミクロで見るライバル企業の取り組み。そして日々の生活の中や出来事で感じることができるマーケットの存在。

このようなことを考慮して仕事ができる人材に自分はなっていきたいと思う。

最終的には時代を読む力を持ち、小さなことを積み重ねていくこと。
これが木材産業界におけるイノベーションにつながるのではないだろうか。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 17:15 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
木を使った商品・サービスの市場を広げること

ばうむ合同会社では主に高知県嶺北地域の木を使った加工品(木工品)を製造して販売を行っているが、営業をすれば、するほどこの嶺北材(地域材)という売り方自体にとても疑問を感じることが多くなっている。

消費者は地元の出身の方であれば、地元の木を使った家づくりや商品などには賛同してくれるとは思うが、多くの場合はそうではない。当たり前の話であるが、商品の価格・質・納期・営業対応などで評価されることが多く、嶺北材を売りたくて勝負できないこともある。

その場合に最近大事なこととしては、顧客の求めるものが何かを考えていくこと。

「お客様は嶺北材を求めているのだろうか。・・・違うであろう。」

「お客様は国産材ならば求めているのだろうか。・・・それも違う。」

一部の理解ある方などは国産材を求めているとは思うが、その市場は一般的には小さい。
そして元々木材というものは代替品がある素材であると言える。

農業や食ということであれば、毎日消費するものだけに、意識が高く、国産と言うものにも反応はしやすい。しかし木材の場合は家で言えば鉄筋の家であったり、コンクリート構造の家であったり、木工品であれば、プラスチック製品であったり、色々な素材へ代替することができるのである。

まずは意識として、木材は代替品であるということを意識して、そして木というものを捉える。

MDF(木繊維を組み合わせたもの)、パーティクルボード(チップを組み合わせたもの)、
集成材、無垢材・・・そしてその用途の中で原材料と製造地分けられ、国産、外国産がある。

そのようなことを考えると代替材である木材は木材としてのその物の用途をいかに広げていけるかが大きなカギになってくると思う。それに対しては外国産や国産は関係はないだろうし、木材そのものをいかに使うのかを考えていかなければいけない。

つまり嶺北材を売るためには、ニーズに応えるために同時に他の産地の素材や外材も必要であると思うし、広い視野で捉えたビジネスの展開が必要であると思う。

また地域に入るとどうしても視野が狭くなりがちになる。ただ地域で動くときにはこの狭く見る視野も同時に必要になる。改めて、バランスというと簡単であるが、木材産業の中で、柔軟な発想が求められる時代なのではと日々感じている。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 16:29 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
【新商品発売】もくレースWall Clock

もくレースに新商品が登場します!!

今回は壁掛け時計。

「moku-lace Wall Clock」



木の質感ともくレースがマッチして良い仕上がりになっています。

この商品は受注生産になっており、注文をいただいてから生産させて
いただく一点商品になります。

M,Lサイズの2種類があり、特にLサイズは電波時計になっています。

贈答用にオシャレな木箱も付けることができます。

大事な人へのグレードの高い贈り物としてピッタリではないでしょうか。




興味がある方はご連絡ください!!

チラシはこちらよりダウンロードお願いします。(商品詳細)
http://www.baum-llc.com/chirashi/mokuclock.pdf

| 井上 将太 | ばうむ関連 | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TOSAZAI展

現在、新宿のOZONEにて開催されている「TOSAZAI展」。

紹介 HP
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_d/detail/1257.html

3月の初めに私も参加してきました。

これは高知県が主催となり、1カ月ほど土佐材のPRとして実施したものです。


なかなか大規模な企画でした。東京で土佐材を売っていくことは非常に難しいのですが
まずは高知に思い入れのある方や高知出身の方などに訴求していく所から始める
必要があるように思います。


当日はスギとヒノキの骨組みも登場。
東京にこのような骨組みがあると圧巻ですね。


ヤナセスギの木取り。

木の使い方なども知ってもらうブースがありました。

OZONEで開催したことで学んだこととして、木のどのように提案していくかということでしょう。

例えば・・・


この写真の真ん中にある地図は、ばうむの方で製作させていただきましたが、木で高知県の
地図を現したものです。普通のプレートと高知県部分を木で表現することで面白いプレートになっています。


またこの写真は右がヒノキ、左がスギを使い鉄の脚を付けてベンチにしたものです。
すごくシンプルなのですが、意外とオシャレになっていますし、この規格は柱材なのですが
柱以外の使い方を提案している点が素晴らしいです。規格材なので、材料費は安く抑えれます。


またこれはセルフビルドチェア。

エコバッグに入った材料で椅子を組み立てることができます。木工として面白いですね。


一番感動したものはスギのパネルに波状の加工を付けたものでした。


光を当てることで非常にインテリアとして綺麗に表現されています。

メインである構造体を売っていくことも大事なのですが、改めて山林にある素材を
どのように消費者に提案していくのか。またどのように顧客の要望に応えていくのか。

当たり前の話なのですが、このような視点が非常に重要なのであると改めて実感させて
いただきました。今回できた繋がりをまた次に活かしていきたいと思います。

| 井上 将太 | 林業、建築 | 00:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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